イタリア料理の基本

料理の選択肢として

これまでの日本人ならではの食として三本柱たる『和・洋・中』が中心的でした。ここでいうところの洋食については色々ありますが、イタリア料理というものはその区分には含まれないと考えられているようです。イタリアも西洋なのでまとめられると思うのですが、ここでも一旦別物として考えつつ考えていきます。

イタリア料理、その本場を食べたことのある人ならすでに知っていると思いますが、料理提供の仕方や出し方は一品ずつ出されていくのが基本的な食事スタイルとなっています。一見すると、今日の食事はこれだけなのかと落胆する子供もいそうですが、そういう習慣なので慣れてもらうしかありません。日本人の食卓では主菜から副菜など全てがいっぺんに提供されるのが定番となっているため、仕方がない面はどうしても出てきてしまいます。

またイタリア料理について、正直スパゲティしか印象がないという人も多いはず、それ以外に何かないかと考えるとオリーブ・オイル大好き料理タレントの創りだす、摩訶不思議で料理コストが家計圧迫間違いなしの料理を連想するのだけは勘弁してもらいたい。彼の創りだすものを否定するわけではありませんが、彼を基準にしてイタリア料理を考えると、現地の料理人を憤怒させること間違いなしなので、その点についても配慮したい。

日本人にも定番食となってきているイタリア料理ですが、作り出されている料理をどのように食べるのが一般的なのかを考えてみたい。

イタリア料理を嗜むための流れ

イタリア料理を楽しむ場合、この料理も基本的な流れとしてはコース制となっています。いわゆるフランス料理のフルコースのように、前菜からメイン、デザートといった風に流れて全てを完食していきます。中国でも満漢全席なるものが存在しますが、完食を想定していない料理コースとなっているので除外する。昔のお偉い方々は堂々と食べ物を無駄にしていたと考えると、色々な意味でもげてしまえばいいのに、なんて思ったりもしなくない。

そんなことはいいとして、イタリア料理についてですが、主な流れとして5段階に順々と料理を楽しんでいきます。

イタリア料理のコース

アンティパスト

まず最初に前菜として楽しむのが、『アンティパスト』と言われているものです。日本人には馴染みはないかもしれませんが、飲食店での食事提供順を考えてもらうと良いかもしれません。メインとなる料理が来る前に、サラダや飲み物などを注文していればそれらが先に来るでしょう。アンティパストとはそういうものです、ですがコースとして楽しむ場合に出てくるのが先ほど話した生ハムメロンなどです。日本で食べているとトラウマを思い出す人もいるかもしれませんが、イタリアでの生ハムメロンはメロンと生ハムの相性が抜群となっているため、美味だったりする。それを頭に入れて日本で食べたら後悔する事になるんですけどね。

プリモピアット

次に出てくる料理、それは炭水化物系などの料理などを楽しみます、つまりはスパゲティなどになる。そうした料理のことをコースでは『プリモピアット』と呼んでいます、日本語的に意訳すると『最初の料理』というもので、本当の意味でイタリア料理が始まりますといったところだ。ただコースとなると、スパゲティもそうだがさらにリゾット、そしてスープと続々提供されるとのこと。恐らく料理自体の盛り付けは控えめになっていると思いますが、楽しめる事間違いなし。また料理の味付け次第では提供される順番が違っていたりもするため、料理を楽しむ上での心配りがどことなく感じられたりもします。

セコンドピアット

パスタやリゾットを楽しんだ後、出てくるのはイタリア料理のコースにおいてはメインディッシュに当たるものになります。先ほどのものがメインだったのではないかと思っていた人もいるでしょうが、やはり主役は肉や魚を使った料理となります。そうした料理順のことを『セコンドピアット』と呼んでいて、意訳するとメインディッシュという意味合いでいいでしょう。利用するレストランによりますが、肉か魚のどちらかを選択するシステムか、または両方出てくるパターンもあるらしいので是非とも後者がいいなぁと欲望を剥き出しにしてみる。胃袋に影響があるのではないかと思いますが、口直しが提供されることもあるので、その点は問題ないでしょう。

コントルノ

メインディッシュを楽しんだら次に出てくるのはデザート、そう思うかもしれませんがそんなことはないのだよワトソンくん。何が出てくるかというと、ここでいきなりの野菜が出てくるのです。ものすごい伏線がいたものですが、いうなれば日本的な副菜に位置していると言われている『コントルノ』を楽しみます。サラダなどが出てくることもあれば、じゃがいもや人参などをソテーしたものが提供されることもあります。注意点として、サラダにはドレッシングが掛けられて提供されることはなく、オリーブ・オイルを始めとした味付け用の調味料が提供されて、そこで自身でアレンジしていきます。とある人はそれこそオリーブ・オイルを大量に使用するかもしれませんが、やり方は人それぞれとなっています。味付けの基本としては、『塩→ビネガー類→オリーブ・オイル』がオーソドックスな順番となっていて、これを絶対的に順守していれば失敗することはありません。

ドルチェ

ここまで来るとお腹が膨れてきている人も少なくないと思いますが、コース料理は基本控えめとなっているので満腹感が得られているわけではない、恐らく空気的な意味で満足するためでしょう。そんなコース料理でも、最後の楽しみといえるのがデザートの存在だ。デザートのことを『ドルチェ』と呼ばれているのを知っている人は多いと思います、ただ提供されるものはそう来るかと衝撃的だったりする。何せ鮮度を大事にしたいという思いもあるのか、レストランによってはりんごをまるごと1つそのままで提供され、お好みでカットして食べてくれというのがイタリア流だというのです。ワイルドすぎますが、他にもジェラートやパンナコッタ、ティラミスなどが提供されたりもするので出来るならこちらを極力欲したいところだ。